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レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

公開校正

知られざるホンダの歴史 ~1950年代から1980年代~ (msn.com)

マン島TT初参戦から現在に至るまでレース界を牽引するホンダ」

 世界GPに参戦しなかった1968~78の11年間が忘れられています。1976年以降の耐久レースのファクトリーレース活動を「レース活動を牽引」と評価したとしても、1968~75年の8年間のレース活動は「レース界を牽引する」とはとてもいえないものでした。
 そもそも1959年のマン島TT初参戦の前の国内レース参戦は「レース界」ではないのでしょうか?


「補助エンジン付き自転車とは、現在でいうところの電動アシスト付き自転車にあたります。」

 補助エンジン付き自転車と異なり、電動アシスト自転車は普通の自転車と同様に惰行時を除きペダルを踏まないといけないのですが・・・この頃は補助エンジン付き自転車は免許不要だったのですが、そのことを書かれていないと違和感があります。

「そして1959年には、今でも抜群の知名度を誇るスーパーカブの初代モデル「スーパーカブC100」を発売して大ヒットを記録します」

スーパーカブの発売は1958年8月とされています。
『3つの喜び』から『良品に国境なし』まで、 Honda哲学を具現化したクルマ、スーパーカブ C100、ついに登場 / 1956 | 限りない夢、あふれる情熱 | Honda公式サイト


「同年、マン島TTレースの125ccクラスに初出場し、バイクレースに参入しました。」

 ライター氏にとって国内レースは「バイクレース」ではないようです。


「1960年11月にはCBシリーズの初代モデル「ドリーム CB72スーパースポーツ」の発売」

 市販された初のCBは1959年発売のCB92(125㏄)だと思います。

「そして時は流れ1978年、世界のトップライダーが集まる最高峰の世界GPに復帰するため、新しくトラックオーバル(長円)ピストンエンジンを開発したNR500で1979年8月のイギリスGPに出場。」

 日本語がかなり??ですね。

「なお、同年8月に、排気量50ccの「ゴリラ Z50J-III」を発表し、コンパクトレジャーバイクとしてライダーの間で広く知られていきます。」

 肝心のモンキーについて書かず、モンキー派生車のゴリラについて書く意味がわかりません。

「このように、創立から技術の躍進に挑んできたホンダですが」

 ライター氏が書いたことは、技術の躍進というより先駆者のとしてのホンダだと思います。
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カワサキZ50周年祭



明日、行われます。
大槻さん、6年前にお会いして著書等

純国産ガスタービンの開発―川崎重工が挑んだ産業用ガスタービン事業の軌跡 | 大槻 幸雄 |本 | 通販 | Amazon


カワサキマッハ―技術者達が語る 2サイクル3気筒車の開発史 | 小関 和夫 |本 | 通販 | Amazon

にサインをいただき、1時間程、お話を伺う機会がありました。

デスモのフリクション

ドウカティ自身も
レーシングエンジンの動弁系として考えたとき、高回転域で摩擦損失が増大することがデスモドロミックの弱点
と書いています。
デスモドロミック:伝統のエンジン機構がもたらすもの | DUCATI


 というわけで、
ニューマチックバルブスプリング Pneumatic Valve Spring (ganriki.net)
の末尾に加筆しました。

最新2ストロークエンジン

排ガス規制に消えた幻の「2ストローク」が復活! 価格は700~990万円、超高級なのに欲しくなるオーラ満々だ (msn.com)

「世界のモーターサイクル市場から、公道走行を可能とする2ストロークサイクルエンジンを搭載したモーターサイクルの新規開発車が消滅して、すでに20年以上の年月が経過した」

  KTM、ハスクバーナが忘れられていますね。

「ガソリンに対する混合比は0.5%から5%までと、過去には最大で20%から30%もの混合比を要求していたかつての2ストロークサイクルとは比較にならない小さな数値に止まっており」

 20%から30%は、混合比では 1:4~1:2.3になります。そんなはずあるかい。レース用に植物油を使用していた時代でも1:15程度だったはず。常識的に考えて1:2.3でエンジンが動くはずがない。

(2023年2月5日加筆)ライター氏は「オイル:ガソリン混合比1:20~1:30」を「20%から30%」と勘違いしたのかもしれない。


 また、0.5%~5%という数字は、分離給油2ストロークとして常識的な数字だと思いますし、アイドリング時ならもっと小さい数字もあったのではないでしょうか。

「最高出力と最大トルクを全く同じ回転数で発揮しているという点がユニークではあるが、かつての2ストロークサイクルは比較的低回転で最大トルクを発生し、高回転もあまり得意ではなかったというエンジン特性を思うと、この新しいエンジンのパワー特性はスロットル開度とエンジン回転数に合わせてリニアに増してゆくという好ましい性格が推測できる」

 「比較的低回転」というと最高出力発揮回転数の1/2程度という印象ですが、そんな2ストロークバイクは記憶にありません。85~95%辺りだったはずです。

 というわけで、この記事のライター氏、2ストロークのことをあまり知らないようです。

最高速

〈動画〉250ccで250km/h!! トリックスターのZX-25Rターボが大記録を達成!│WEBヤングマシン|新車バイクニュース (young-machine.com)



クランク軸出力100PSでメーター読み252km/h、実測243kmとのこと。
クランク軸出力100PSですと、変速機出力軸で95PS、後車軸87PS程度です。この数値が1976年型ヤマハTZ350(2ストローク並列2気筒市販レーサー)を上回っているのは間違いありません。

 1977年にモトライダー誌が1976年型TZ350を谷田部に持ち込み最高速を測定しました。標準フェアリングと空気抵抗減少を狙った某社フェアリングの比較テストでしたが、どちらのフェアリングでも249.5km/h程度で実質的に差がありませんでした。

 その理由の一つが最終減速比で、富士スピードウェイ用減速比でテストしたために、どちらのフェアリングでも11800rpm程度まで回ってしまいました。本来なら11000rpm程度に抑えたいところです。最終減速比を適切にしたなら、最高速は260km/h程度になったでしょうし、フェアリングの差も出たかもしれません。

 1976年型TZ350より動画のZX-25Rターボの最高速が低い理由として考えられるのは

1 空気抵抗が大きい
 (1) タイヤ幅が大きい
 (2) 車体の幅が大きい
 (3) ヘルメットの位置が高い(タンク位置が高い)
 (4) フルフェアリングではなく、エンジンが露出している部分がある。
 (5)   フェアリングの凹凸が大きい。
  (6) 大きな排気サイレンサーが路面に対して斜めに装備されている

2 ZX25Rターボの実走行条件の出力がベンチテスト時より低い

 あたりでしょうか。
   車重はほとんど影響しません。250㎞/h前後での走行抵抗に占める転がり抵抗((車重+ライダー体重)に略比例)は4%程度でしょうか。転がり抵抗が25%減少しても、最高速への影響は1km/h程度です。
 なお、サーキットでの最高速は、直線距離が十分でないため、(マシンにもよりますが)加速途中で計測されることが大半であるため、車重はこれ以上に最高速に影響します。
 

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