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レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

1973年の0W16/0W17

 順番が前後しますが、1973年の0W16/0W17についても触れます。

 250㏄第1戦フランスでサーリネン、金谷が0W17に乗り、第2戦オーストリア、第3戦ドイツと3戦連続してサーリネン、金谷が1-2位を占めました。

 そして第4戦イタリアでの多重衝突事故でサーリネンが亡くなり、ヤマハがレース活動の一時休止を発表したのですが、第6戦オランダ(オランダは(本来第7戦だが、イタリアがレース不成立のため第6戦に)から0W17はサーリネンと同じフィンランド人のTeuvo Länsivuoriに貸与されました。そして、このオランダで350㏄の0W16も登場、Länsivuoriに貸与されました。

 その0W17ですが、排気管に2種類あったようです。

 第1戦フランスでのサーリネンと0W17。

 排気管前部がフェアンリングの下部前側から突き出しています。そして排気管後端が後車軸までは伸びていません。

 レース名不明(ドイツGP?)ですが、同じくサーリネンと0W17。

 こちらは排気管前部がフェアリング下部前側に突き出ていません。また、排気管の後端が後車軸まで届いています。下の金谷と0W17(ドイツGP?)の排気管も同じ型です。


 高速コースで知られるモンツァでの(運命の)第4戦イタリアのスタートの写真では、サーリネン、金谷、何れも「突き出る」タイプに乗りました。

 排気管に2種類あり、コースにより使い分けしていたようです。

   次にスイングアームについて。

 2枚目の写真の拡大。サーリネンのマシンです。


 3枚目の写真の拡大。金谷のマシンです。


 スイングアームにクッションユニットが取り付けられる場所がサーリネンのマシンより前にあります。

 なお、シーズン前半、世界GPに持ち込まれた0W17は(前にも書きましたが)

0W16-B-305
0W16-B-306
0W16-B-307

の3台と思われます。


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