レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
燃料補給毎に走行距離と燃費計の数値を記録しているので、年毎に整理しました。
〇青線は年間平均燃費(満タン法)、黒線は年間最高燃費(燃料補給毎)、縦棒は年間走行距離
〇ヴィッツの燃費計の数値は満タン法燃費より5%高く、ヤリスでは同様に8%高い。年間最高燃費は、この数字を用いて燃費計の数値を満タン法燃費に換算したもの
〇年間は各年1月以降最初の給油時から年内最後の給油時
〇ヴィッツの2015年は2月が初給油、2023年は8月が最終給油、ヤリスの2023年は9月初給油、2025年は8月が最終給油
年間平均燃費は、その年の運転パターンによって大きく影響されるので、あくまで参考ですが、各車の年平均値の最高値ではヤリスが1.9km/L高い数字です。
年間最高燃費ではヤリスが1.3km/L高い数字です。
ヴィッツ1.0FのJC08モード燃費は21.6km/L、ヤリス1.0XのWLTCモード燃費は20.2km/L、ヤリス1.5XのWLTCモード燃費19.0km/L(6MT)、21.3km/L(CVT)です。
おそらくヴィッツ1.0FのWLTCモード燃費はヤリス1.5X(6MT)より少し高いと思われますが、実燃費では逆の結果になりました。
WLTCモード燃費は、動力計上でWLTCモードで疑似走行した時の燃費であって、実走行条件での燃費を保証するものでないのです。
VITZ 1.0Fの燃費
マツダの宣伝文句です。
https://www.mazda.co.jp/beadriver/dynamics/thought/02/
https://www.mazda.co.jp/cars/roadster/feature/
マツダは次のように言ってます。
「~日常の運転シーンにおける人馬一体感を大事にしています。ハンドルの動きひとつとっても、普段の運転では本当に微小な動きをしています。ブレーキも非常に微妙なタッチで動かす。そういう微小な動きの中で、ドライバー自身の思いとクルマの動きが一致するかどうかで、安心感や一体感が決まってくると思います。その延長線上に、大きな加速/減速や、山道を曲がる場面があります」
つまり、人と馬が一体ではなく、人の思いと馬が一体ということのようです。
人馬一体を表現する言葉として「鞍上人なく鞍下馬なし」があります。この言葉を知ったのは私が高校生の頃で、あるバイクの本に書かれていたのです。その頃はそんなものかなと思いましたが、あるライダーの走りを映像で見て、彼がマシンと噛合った動きをして猛烈な速さでコーナーを走り抜ける姿、それでいて全く力んだ様子がない姿、彼とマシンがペアダンスしているかの動きを見て、これが人馬一体だと感じました。
バイクの場合、ライダーの体全体がバイクの操縦装置の一部です。ライダーの体の動き一つでバイクは全く異なる挙動をします。逆に人馬一体でなければマシンを早く走らせることはできないのではないでしょうか?
なお、バイクは特許上は「鞍乗型車両」と呼ばれることがありますし、馬も鞍乗型車両です。馬は道路交通法上は軽車両ですから。
一方、四輪自動車では、体は操縦装置ではなく、手、足は操縦装置を作動させるためのものでしかありません。マツダ・ロードスターにはバイク的な要素がある、と言われることがありますが、運転そのものについて、私はそんなことを感じたことはありません。手と足でマシンを制御するのは他の四輪と同じですから。
そんな訳で、私は四輪については「人馬車一体」の方が適切ではないかと思います。
ヤリスXの燃料計はこんな形です。
燃料計に目盛が4段階ありますが、1目盛は7.5L程度のようです。配分は次のとおりと想像します。
●満タンにすると指針がFより上になるので、これが2L
●7.5L×4目盛=30L消費して指針がEに
●2L消費して燃料残量警告灯が点灯
●点灯後の残量6L(取扱説明書)
合計40L
なお、燃料残量点灯後はすぐ燃料補給した方がいいです。坂道等で車の姿勢が変化すると、燃料がタンクに残っていてもポンプが燃料を吸えなくなる可能性があります。