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レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

50㏄世界最速は117km/h?

50ccバイクで時速117キロ! 映画監督の近兼拓史さん、世界最速の自己記録、非公認ながら更新|丹波|神戸新聞NEXT (kobe-np.co.jp)


 スタッフたちと抱き合って喜んだ近兼さん。「日本の技術、メード・イン・ジャパンのすごさを証明できた」


 低レベルな「世界最速」ですね。記事も低レベルですが。「日本の技術、メード・イン・ジャパンの酷さを証明できた」ではないかと思います。



  こちらは1965年に200kmを越えています。
Teardrops on the salt (1966) - Maarten's Kreidler Club!

 January、1966とありますが、これは雑誌の発行月です。

 その映像


 記録車のカテゴリーが異なるのでしょうが、今回の記録、1965年から58年後に117km/hとは低レベルです。
 
 最高速度域での走行抵抗を空気抵抗のみ、空気抵抗(kgfまたはN)は速度の2乗に比例するとすると、最高速度は出力(PSまたはkW)の1/3乗に比例します(1/2乗ではありません。)

 ですから117km/hを200km/hにするためには出力を5倍に、224km/hにするためには出力を7倍にする必要があります。

 このことからすると、近兼氏のマシン、エンジンだけでなく車体にも大きな問題があるようです。

 


 

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コメント

お久しぶりです

近兼氏のマシンとそれによる記録は「50ccのマニュアルミッションスクーター」(クラスA2の50cc)としては間違いなく世界記録です。

問題は。
・現在の50cc世界記録は動画で紹介なされたクライドラー50ccと同じく専用設計ストリームライナー(完全に流線形カウルで覆うもの)による233km/h(2008年)ですが、近兼氏は「これに挑む」として資金集めした上で大改造スクーターを作っていること、今のところ一度も専用設計ストリームライナーのイメージ図さえ示していないことでしょうか。
あとは「改造スクーターをクロモリ鋼管溶接で作りなおかつ調質処理していない」ことが挙げられますが「資金集めの言葉と実施していることとの乖離」に比べると小さい問題かもしれません。
【2023/12/05 09:21】 NAME[TFR_BIGMOSA] WEBLINK[] EDIT[〼]

カテゴリーの違い

 現在の記録のご教示ありがとうございます。
 
 ご指摘の「問題は」以下はまさにそのとおりで、私が取り上げた意図もそこにあります。

 近兼氏のマシンはこちらでしょうか?https://news.yahoo.co.jp/articles/0e4006d87f74e9e3b14d9acd3958e5eb0ad9271a
【2023/12/05 10:13】 NAME[野田] WEBLINK[] EDIT[〼]

近兼氏のマシン

URLを示されたとおりで、実に巧妙にFIMランドスピード記録会レギュレーションの「スクーター」定義を満たしています。
……資金集めの言葉どおりに「233km/hマシン」https://4.bp.blogspot.com/_l7298LIzt5Q/RusWCwULgKI/AAAAAAAAAQc/F5z8EEgnsk0/s1600/streamlinerguts.jpg と同カテゴリのマシンも作れるだろう……と思うのですが、何らかの問題があるのでしょう。
【2023/12/05 15:06】 NAME[TFR_BIGMOSA] WEBLINK[] EDIT[〼]

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