「消費税によってガソリン小売価格(税込)は低下する」という人がいれば、〇鹿と思われるでしょうね。でも世の中にはそんな思考過程の人も少なくないのです。
これは東京都区部のガソリン価格(年度平均、税込)の推移です。
(http://www.stat.go.jp/data/kouri/doukou/8.htm から作成)
図上部に消費税率と各期間(消費税導入前、税率3%、5%、8%)の平均価格を示しています。
これからすると「消費税によるガソリン小売価格への影響はない」あるいは「消費税によりガソリン価格は低下する」ことになります。
そんなことあるかい! 消費税だけでガソリン価格が決まる訳ないだろう!
科学的な議論をするためには、
〇明瞭判明の規則 明らかに真理と認められたものだけを判断の基準とする。
〇要素分解 解決可能な要素に分解して考察する。
〇具体から抽象へ 単純なものから複雑なものへと順番に認識をすすめる。
〇総合 見落としがないことを十分に確かめて、完全な列挙と再編成により全体を
再構成する。
ことが必要ですが、明らかな真理や、結論に影響を与えるであろうさまざま要素等を考慮せずに、計測データ等を統計処理すれば、誤った結論になりかねないことが理解できない理系の偉いさんには困ったものです。一般論ではなく私の周辺のことだけと信じたいです。
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1957年型のMVアグスタ500-4気筒が売りに出ています。
https://www.bonhams.com/auctions/15320/lot/534/
エンジン番号4、フレーム番号1104です。フレーム番号1104の「11」は、タイプを表している可能性とエンジン番号と区別するためにあえて4桁になっている可能性があると思いますが、エンジン番号4は号機のみを表しているのでしょう。他のMVのファクトリーレーサーのエンジン番号が単に22だったりという例があります。
こんな単純な番号にするメリットの一つが、レースのために外国にレーサーを持ち込む際の税関の手続きにあると思えます。つまり、エンジン番号が同じであれば、例え新型エンジンでも書類上は旧型エンジンの既存エンジンと同一エンジンになります。新たに書類を作成する必要がなくなるのです。
逆に、現存するエンジンのエンジン/フレーム番号から過去の履歴を調べる場合は、このことが障害になります。
以前、某誌で、明らかに1975年型のMVアグスタ500を、「記録から1973年型と思われ」と書いていましたが、このことが障害になったのでしょう。
これは1975年型。
http://alfonslx2.tumblr.com/post/135436706670/no-replica-but-a-real-works-5004-mv-agusta-phil
昨年リニューアルしたカワサキワールドですが、レーシングマシンの台数が増えています。とりあえずこのままでもいいですから、展示車の向きを定期的に入れ替えてよく見せてほしいですね。
新たに展示されたKR500、車体はこれまであちこちで展示されたマシンそのもののようですが、エンジン単体も展示されています。
1983年に雑誌に掲載されたエンジンそのもののようですね。近くで見ることができるので必見です。
ヘルメットを買いました。アライのラパイドです。
2回続けてショウエイでしたが、段々とデザインが角ばってきたのに耐えられず、久しぶりにアライに回帰しました。
これまで使用したヘルメットは、ノラン、アライ、コミネ、AGV、ショウエイです(順不同)。最近、販売店でノランを見ないなと思っていましたが、デイトナが輸入しているのですね。
http://www.nolan.jp/
モトライダー誌で異なる硬度の鉛筆(例えば、2B、B、HB、H)でヘルメットのシールドに線を引き、どの硬度の鉛筆でシールドに傷がつくか調べたことがあります。
輸入ヘルメットはAGVを除き悲惨な結果でしたが、私が購入したノランがまさにその結果どおりで、雨天走行でシールドを少し拭うだけであっという間に傷だらけになってしまいました。でスペアシールドを購入し、それに日本製シールドをカットして貼り付けたりしていましたね。30年以上前の話です。
先日行ってきました。都合で日曜日だけです。
ホンダ250㏄6気筒・RC166が走るのを期待していましたが、土曜日は走ったもの日曜日はマシン不調で走らず。こんなこともあります。4気筒のRC164が何回も走ったのでよしとしましょう。
ただ、演出等々の「ホンダはすごい」が少し鼻につきます。ホンダの功績が大きいのは当然ですが、歴史を捻じ曲げるのはいかがなものか。
「ホンダが1959年にマン島TTに出場、ホンダでなければ勝てない時代になった。RC164もその頃のマシン」というようなことをMCが言っていましたが、「ホンダでなければ勝てない」は1961-62だけのことで、RC164はその後のマシンです。
他にどんな演出があったかは現場に行かれた方はご存じでしょう。
ところで展示・走行した過去のマシンの中では写真の1995年型RVF750RWを初めて見ました。