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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

カワサキ スクエアフォア

先日、カワサキワールドに行ってきました。2月26日まで特別展が行われているので機会をうかがっていました。
このマシンが見たかったのです。

1973年に試作された750㏄2ストロークスクエア4気筒で、第1次石油ショックで開発中止、日の目を見ませんでした。すでにZ1が成功を収めていたのに、さらに2ストロークによる最速マシンを開発していたのですから、当時のカワサキの「打倒ホンダ」の意気込みを象徴するマシンと言えるかもしれません。

これまで工場見学会等で見た方は少なくないと思いますが、このような形で一般公開されて嬉しく思います。
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正味平均有効圧

このブログに「正味平均有効圧」で検索して来られる方が多い。
で、SI単位系の式も加筆した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「正味平均有効圧」という単語をバイク雑誌で稀にしか見ない。これは往復動機関についての基本的な概念で、英語では「brake mean effective pressure」、略してbmep、BMEPという。  

まず、燃焼室内の圧力から出力を計算する式を工学単位とSI単位で示す。

力×距離=仕事で、時間当たりの仕事量が出力。  
ピストンにかかる力は、ガス圧×ピストン面積で、ピストンの動く長さはストローク(行程)。 
したがって、ピストンがする仕事は  

ガス圧×ピストン面積×行程=ガス圧×排気量
 
になる。このガス圧は「圧縮行程」等(マイナスの仕事をする)を考慮した平均。4ストロークエンジンの場合、2回転に1回しか仕事をしないので、1秒あたりの仕事の回数はrpm/(60×2) 。1馬力は75kgf・m/sなので、馬力は単位を揃えて

馬力=平均圧力(kgf/cm2)×ピストン面積(cm2)×行程(cm/100)×rpm/(60×2×75)   
   =平均圧力(kgf/cm2)×排気量(cm3)×rpm/900000   

 赤字部分をSI単位にすると

1kWは1kJ/s=1kNm/sなので、出力kWは単位を揃えて

出力kW=平均圧力(MPa)×(1000)×ピストン面積(cm2/10000)×行程(cm/100)×rpm/(60×2)   
   =平均圧力(MPa)×排気量(cm3)×rpm/120000

実際に燃焼室内の圧力を測定して求めたのがimep(indicated mean effective pressure)で、bmepは実測した出力から上式により逆算したもの。 例えば150PS、1リットル、10000rpmなら、BMEPは13.5kgf/cm2になる。機械損失があるのでimep>bmepであり、機械損失を圧力で示すこともある。

 なお、上式から分るようにbmepは「排気量あたりのトルク」と比例関係にある。トルク、出力は排気量に比例して増大するので、排気量に関係のないエンジン性能指標としてbmepが用いられる。

チャンピオン プラグ

国会で蓮舫が点火プラグを片手に首相に質問していたようですね。
http://www.buzznews.jp/?p=2104256

アメリカの点火プラグといえばチャンピオンです。ホンダが1960年代にF1に参戦していた頃、NGKを使用していましたが、チャンピオンに替えたところ、
・燃費がよくなった
・ヒートレンジが広く、それに合わせて燃料噴射量を調整するとさらに燃費がよくなった
(記憶ですので、鵜呑みにしないでください)

というように、二輪はともかくF1ではNGKはチャンピオンに劣っていたようです。

1976年のフジのF1で、コジマF1はNGKを使用していましたが、これに注目したのがロータスで、1977年からNGKがロータスに用いられることになりました。少なくともロータスはチャンピンよりNGKが優れていると評価したのです。

二輪市販車用のプラグでは、1977年発売のヤマハ・パッソルにチャンピオンが純正指定されましたが、品質はそれほどでもなかったようです。

レースの方では1985年シーズンを最後に(少なくとも)世界GP、全日本選手権から撤退。それ以来、私もチャンピオンに注目することもなくなってしまいました。

SUZUKA Sound of ENGINE 2016

今週末に開催されます。昨年は5月でした。

スケジュールは
http://www.suzukacircuit.jp/soundofengine/time/

4輪中心ですが、「CLASSIC BIKE」で何が走るのか楽しみです。仕事が入るかもしれませんが、少なくとも土日のどちらかには行けるでしょう。

ヤマハ袋井テストコース

5日、行ってきました。
レーサーではRD56とFZR750(0W74)が走る予定でしたが、他にRD05A(新造車)と0W81(1985)も。
RD56とRD05Aは本橋明泰さんが、他は河崎裕之さんが走らせました。
これはRD56走行後の様子。


そして、これは2008年の袋井での本橋さん。

あれから8年になります。77歳のはずですが、元気な走りを見せてくれました。集まっている人々、そしてヤマハの方々も楽しくて集まっている雰囲気で、楽しい時間を過ごすことがっできました。そうそう長谷川武彦さんもお見えでしたね。

ところで
https://www.facebook.com/YamahaCommunicationPlaza/photos/a.485592651554409.1073741836.373581082755567/1099187100194958/?type=3&theater
にあるように凄い人数でした。

駐車場からシャトルバスに乗ると到着が遅れるのを見越して、初めから歩くつもりでしたが・・・会場内の人数はどんどん増え3000人とか。スケジュールの遅れもあり、レーサーが走る前に、シャトルバスで帰路につく人もいました。もともと集客施設ではないので、来年はどうなるのか少し心配です。
 

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