レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
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昨年リニューアルしたカワサキワールドですが、レーシングマシンの台数が増えています。とりあえずこのままでもいいですから、展示車の向きを定期的に入れ替えてよく見せてほしいですね。
新たに展示されたKR500、車体はこれまであちこちで展示されたマシンそのもののようですが、エンジン単体も展示されています。
1983年に雑誌に掲載されたエンジンそのもののようですね。近くで見ることができるので必見です。
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ヘルメットを買いました。アライのラパイドです。
2回続けてショウエイでしたが、段々とデザインが角ばってきたのに耐えられず、久しぶりにアライに回帰しました。
これまで使用したヘルメットは、ノラン、アライ、コミネ、AGV、ショウエイです(順不同)。最近、販売店でノランを見ないなと思っていましたが、デイトナが輸入しているのですね。
http://www.nolan.jp/
モトライダー誌で異なる硬度の鉛筆(例えば、2B、B、HB、H)でヘルメットのシールドに線を引き、どの硬度の鉛筆でシールドに傷がつくか調べたことがあります。
輸入ヘルメットはAGVを除き悲惨な結果でしたが、私が購入したノランがまさにその結果どおりで、雨天走行でシールドを少し拭うだけであっという間に傷だらけになってしまいました。でスペアシールドを購入し、それに日本製シールドをカットして貼り付けたりしていましたね。30年以上前の話です。
先日行ってきました。都合で日曜日だけです。
ホンダ250㏄6気筒・RC166が走るのを期待していましたが、土曜日は走ったもの日曜日はマシン不調で走らず。こんなこともあります。4気筒のRC164が何回も走ったのでよしとしましょう。
ただ、演出等々の「ホンダはすごい」が少し鼻につきます。ホンダの功績が大きいのは当然ですが、歴史を捻じ曲げるのはいかがなものか。
「ホンダが1959年にマン島TTに出場、ホンダでなければ勝てない時代になった。RC164もその頃のマシン」というようなことをMCが言っていましたが、「ホンダでなければ勝てない」は1961-62だけのことで、RC164はその後のマシンです。
他にどんな演出があったかは現場に行かれた方はご存じでしょう。
ところで展示・走行した過去のマシンの中では写真の1995年型RVF750RWを初めて見ました。
先日、カワサキワールドに行ってきました。2月26日まで特別展が行われているので機会をうかがっていました。
このマシンが見たかったのです。
1973年に試作された750㏄2ストロークスクエア4気筒で、第1次石油ショックで開発中止、日の目を見ませんでした。すでにZ1が成功を収めていたのに、さらに2ストロークによる最速マシンを開発していたのですから、当時のカワサキの「打倒ホンダ」の意気込みを象徴するマシンと言えるかもしれません。
これまで工場見学会等で見た方は少なくないと思いますが、このような形で一般公開されて嬉しく思います。

このブログに「正味平均有効圧」で検索して来られる方が多い。
で、SI単位系の式も加筆した。
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「正味平均有効圧」という単語をバイク雑誌で稀にしか見ない。これは往復動機関についての基本的な概念で、英語では「brake mean effective pressure」、略してbmep、BMEPという。
まず、燃焼室内の圧力から出力を計算する式を工学単位とSI単位で示す。
力×距離=仕事で、時間当たりの仕事量が出力。
ピストンにかかる力は、ガス圧×ピストン面積で、ピストンの動く長さはストローク(行程)。
したがって、ピストンがする仕事は
ガス圧×ピストン面積×行程=ガス圧×排気量
になる。このガス圧は「圧縮行程」等(マイナスの仕事をする)を考慮した平均。4ストロークエンジンの場合、2回転に1回しか仕事をしないので、1秒あたりの仕事の回数はrpm/(60×2) 。1馬力は75kgf・m/sなので、馬力は単位を揃えて
馬力=平均圧力(kgf/cm2)×ピストン面積(cm2)×行程(cm/100)×rpm/(60×2×75)
=平均圧力(kgf/cm2)×排気量(cm3)×rpm/900000
赤字部分をSI単位にすると
1kWは1kJ/s=1kNm/sなので、出力kWは単位を揃えて
出力kW=平均圧力(MPa)×(1000)×ピストン面積(cm2/10000)×行程(cm/100)×rpm/(60×2)
=平均圧力(MPa)×排気量(cm3)×rpm/120000
実際に燃焼室内の圧力を測定して求めたのがimep(indicated mean effective pressure)で、bmepは実測した出力から上式により逆算したもの。 例えば150PS、1リットル、10000rpmなら、BMEPは13.5kgf/cm2になる。機械損失があるのでimep>bmepであり、機械損失を圧力で示すこともある。
なお、上式から分るようにbmepは「排気量あたりのトルク」と比例関係にある。トルク、出力は排気量に比例して増大するので、排気量に関係のないエンジン性能指標としてbmepが用いられる。