前回と同様な方法で1986年のGP500マシンについて考えます。
ポール・リカールでのレース序盤を想定し、次のとおり設定します。
●直線に入って全力加速開始時の速度150km/h
●出力150PS
●直線での平均出力141PS(回転数が変化するので)
●出力伝達効率0.87
●後輪平均出力=141×0.87=122.7PS
●バイク重量225㎏(水、オイル、燃料(20㎏)、ライダーを含む)
●真の最高速=305km/h
150km/hから305km/hに達するまでの走行距離、走行時間を計算したのが次のグラフです。
制動開始までの走行距離を1600mとすると、ポール・リカールでの最高速は301.5km/hあたり、所要時間は22秒程度になります。
実際はどうかというと、前に紹介した次の映像では22秒程度ですので、概ね同じといっていいでしょう。
ちなみに、燃料を10kg減らすと、
最高速=302km/h程度
所要時間=21.6秒程度
になります。
PR