"Moto GP Technology" by Neil Spalding, David Bull Publishing 2006 11頁に"The 2002/3/4 fuel load maximum was 24 litres, and for 2005/6 22 litres."とあります。
https://www.crash.net/motogp/news/72670/1/2004-motogp-machines-unchanged-fuel-cut-in-2005 によると、2003年7月10日に2004年のレギュレーションは2003年のままとなることがアナウンスされ、燃料タンク容量が24リッターのままとなることが確定。これはメーカーからの"upon unanimous request "によるとのこと。つまり2004年から22リッターになる予定が延期されることが決まったという記事です。
で紹介した記事のライター氏が2004年当時のレース状況をよく知っていれば、間違えるはずはないと思います。
ところで、レギュレーションの施行が延期された例として思い出すのは、世界GPの騒音規制です。1976年シーズンから実施されるはずだった世界GPの騒音規制が、各チームの体制が整わないため、第1戦からではなくシーズン中盤のベルギーGPまで延期されたことがあります。スズキは準備を整えており、消音器装着マシンを第1戦から走らせましたが。
タイトルはもちろんジァコモ・アゴスチーニのことです。なぜか日本では「J・アゴスチーニ」と表記されることがあります。例えば
https://global.yamaha-motor.com/jp/race/wgp-50th/race_archive/riders/teuvo_lansivouri/
の本文中。
最近ではモーターサイクリストCLASSIC(最終号)106頁。
実はイタリア語に「J」はなく、Jが用いられるのは外来語等です。
「日本」は「Giappone」と表記しますが、「柔道」は「Judo」というように。
アゴスチーニは生粋のイタリア人ですから、「J」のはずがないのです。その知識をライター氏に求めるつもりはありませんが、ちゃんとした資料を読んで欲しいと思います。