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レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

オーバーヒート

https://x.com/naga_888888/status/1848972899249758278

「つかその理屈だと電ファン付いて無い水冷でも渋滞でオーバーヒートするハズだけどね」

 トヨタ・ヤリスの取扱書には次のように書かれています。
次のような場合は、オーバーヒートの可能性があります。
●水温系の針がレッドゾーンに入っていたり、エンジン出力が低下する(スピードが出ないなど)
●マルチインフォメーションディスプレイに”エンジン冷却水高温 安全な場所に停車して取扱書を確認してください”が表示される
●エンジンルームから蒸気が出る

 水冷エンジンの場合、これがオーバーヒート(の可能性)ということでしょう。
 4ストロークエンジンのバイクで電動ファンが付いてないものはなかったような記憶です。4ストロークエンジンで電動ファンがなければ渋滞時にオーバーヒートするのは不思議ではないと思います。


 逆に1980年以降の2ストロークエンジンのバイクで電動ファンが付いていたのはヤマハRZV500、トレーシーCZ125/150、ホンダNS400Rだけだったと思います※。

 2ストロークエンジンは次の理由から渋滞時でもオーバーヒートしにくいです。


●2ストロークエンジンの設定水温は4ストロークエンジンより低いこと(それに見合った大きなラジエーターが装着されている)
●シリンダーヘッドが小さくラジエーター後の風通しが4ストロークエンジンよりよいこと(自然通風が4ストロークより大きい)
●動弁系の損失がないこと(動弁系損失トルクは高回転ではなくアイドリング時が最大)

 もちろん、水温100℃となればトルクは低下しますが、発進に支障がないなら渋滞路で問題にはなりませんし。

「ワイ元空冷ドカと油冷と言う名の空冷GSXR乗り 渋滞でオーバーヒートとかあんまり無かったッピ」

 空冷なので蒸気を噴き出すことはありませんが、油温計がレッドゾーンになったり、出力低下したり、アイドリングが不安定になったり、エンジンオイルが噴き出したりするのが空冷のオーバーヒートでしょうか? 仮にそうならなくても夏の渋滞路で油温が高い状態でアイドリングを続けると空冷エンジンの寿命に影響するとは思います。

 なお、私は道路の黄色線のはみだし運転を肯定しているわけではありません。

※スズキGT750(2ストローク水冷3気筒)は当初、電動冷却ファンを装備していましたが、1974年型から(一部の国向けを除き)装備しなくなりました。

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シュワンツとレイニー(1989年日本GP)

https://x.com/dadakomach/status/1847116907503407196

レース後 健闘を讃えるためにレイニーが差し出した手を払いのけるシュワンツ

 逆ですね。

「シュワンツが差し出した手を払いのけるレイニー」です。

 下の画像の7分10秒から。
https://www.dailymotion.com/video/x94rg3

 レイニーは残り周回数を間違えており、その自分自身への怒りがあのような行為を生んだのです。

デスモのフリクション

「確かにエンジンが低中速回転域のときに、デスモドロミックのバルブトレインは摩擦損失が少ない。しかし高回転域では摩擦が生じる構成部品の多さがあだとなり、デスモドロミックはむしろ摩擦損失の面では不利になってしまう。」
https://www.autoby.jp/_ct/17688064#goog_rewarded

 類似した意見はよく見かけます。しかし、部品点数の多さも要因の一つですが、それは小さなことです。

 高回転でデスモのフリクションは普通のエンジンより大きくなる理由は

〇バルブスプリングエンジンではバルブがカムに押し付けられる力が低回転より減少するのに対して、デスモドロミックエンジンでは低回転よりバルブがカムに強く押し付けられること。しかもその時のバルブリフトが大きいこと。

〇バルブは短い周期で振動しているが、バルブスプリングエンジンではバルブ加速度の正負のどちらか一方ではバルブがカムから浮く方向であるのに対し、デスモドロミックエンジンでは加速度の正負両方で開カム・閉カムのどちらかに押し付けられること。しかも、開カムのバルブリフトが小さい時、閉カムのバルブリフトは大きいこと。

です。優先順位を付けて簡単にまとめると

「普通のエンジンでは高回転でバルブが浮き気味になるの対し、デスモではバルブがカムに押し付けられる等々の理由」

でしょうか。この理由は「構成部品の多さ」で説明できません。

https://jfrmc.ganriki.net/zatu/pvs/pvs.htm






水ポンプ流量と水温

JFRMCブログ 放熱量と温度 (tou3.com)

を参考に、1978年シーズン終盤に登場したホンダ水冷MT125R(2ストローク単気筒)を例に、鈴鹿サーキットを1周する間の各部平均水温を試算してみました。

 標準状態のエンジン出口水温を75℃とするなど、多くの仮定の上の素人の試算です。
 
 下左が1周平均流量12L/min(標準)、下右が25L/minの各部水温です。ラジエーターも上から5段階に分けました。

 これらを含めて、別途JFRMCで記事にします。




一次式

JFRMCブログ 放熱量と温度 (tou3.com)

で、時間あたり放熱量が物体の温度の一次式で表されることを紹介しましたが、血中の医薬品濃度の消失速度も基本的に医薬品濃度の一次式で表されますので、同じ解き方です。

 血中濃度をC、ある時点の濃度をC0、時間をt、消失速度定数をkとすると、消失速度は

dC/dt=-kt

これを解くと

C=C0×e-kt

 
この式を元にして


第108回薬剤師国家試験 問274〜275 消失速度定数/抗菌薬の選択 - yakugaku lab

の問274を考えます


 半減期の時は、上の式から

C/C0ekt1/2

-ktln(1/2)=0.693

k=0.693/t (解答欄の式)

で問274は解けます。








 

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